2008年1月4日金曜日

遠さ

帰国後、3ヶ月が過ぎた。
3ヶ月しか経っていないことが不思議なくらい、
昔の出来事のように感じてしまっている自分が居る。
去年の頭にやっていた就職活動は、昨日のことのようなのに。

それは、帰国後僕がずっと何かをしていた証なのか、
それとも、国の違いゆえの「遠さ」なのだろうか。

年末、ケニアの大統領選挙が終了した。
僕の予想とは裏腹に、現職のキバキ大統領が再選された。

ケニアでは、大統領選挙と議員選挙が同時に行われ、
議員選挙では、野党ODMが大勝。
それなのに、大統領は現職。

選挙シーズンに、ちょうどケニアに行っていた先輩は、
不正があったことは明らかだろう、と言っていた。

そして、ケニアでは今暴動が多発している。
僕がいたブシアでも、民衆が暴徒化し、発砲沙汰になったらしい。
ケニア全体での死者の数は、300人を超えた。

日本では、パキスタンのブット候補暗殺に霞んで、
あまり報道されていない。

これは、ケニアに居た僕でさえ感じている遠さ故なのか。
「アフリカを身近に感じていたい」、その思いは今でも変わらない。
もっとアンテナを張って、
もっと自ら歩み寄って、
そして、周りの人にも歩み寄りを促して。。

ナイロビの、ブシアの同僚たちが心配だ。
無事を祈るばかりである。