2007年8月28日火曜日

貴賎

さて、今日も今日とて仕事後は、サイバーカフェ。
メンバーからのメール、
複数の友人とのメッセ。

励ましや、プレッシャーや、アドバイス、仕事依頼、
いろんなモノを貰った。
もともと凹んでいたわけではないが、元気になる。
ありがとうございました。


そして、今日も今日とて仕事後は、パキスタン人と、
そのパートナーの牧師さんと孤児院訪問に行く。

ここで、パキスタン人二人の紹介。

Prof.ハダヤット。
パキスタンでビジネスをやっている。社長と思われる。
いろーんな学位を持っていて、
話すことが無くなると、大抵その自慢話になる(笑
医者、牧師、エンジニアetc etc...
間違いなく、悪い人ではない。

アシャー君。
ハダヤットの息子。
22歳。パキスタンにてIT関連の大学を卒業済み。
韓国でキリスト教学校に行っていたらしい。
育ちのよさを感じさせる、立ち振る舞い。
良い意味でも、悪い意味でも、おぼっちゃま。
口癖は、「We are the one, we are the same.」

二人とも、敬虔なキリスト教徒である。

彼ら、多分超金持ちである。
彼らのプロジェクトの予算総額は、2億円超。
ケニアにてプロジェクトのために広大な土地を購入済み。
牧師さんは、有力者へのコネをたくさん持っているらしい。

なんでも、今度彼らは、ケニア大統領に会うらしい。
アシャー:「ブラザーオサムも、一緒に行こうよ」
・・・マジで?


さて、こういうハイソな人たちとつるんでいて思ったのは、
僕は完全な貴族にはなれないなぁ、ということ。

僕は、完全に部外者であるが、彼らにかなり優遇されている。
宗教的救済心、ハダヤット一族の特権、Mzungu(白人)である僕・・
理由はたくさんあると思うが、
どれも、貴族的要素によって、僕は優遇されている。
僕は、これに少なからず居心地の悪さを感じている。

彼らと付き合うとき、僕は貴族の仮面をかぶる。
襟付きの服を着、背筋を伸ばし、礼節に気をつける。
ものすごく疲れる。

牧師さんも、ハダヤット親子も、
「私達は兄弟だ」とか言ってるけど、
仮に、僕が偶然尋ねていったら、こんな優遇してくれただろうか?
さらに言えば、僕がMzunguで無かったら?

猜疑心は募る。

本当に、彼らには裏が無いのか?
日本人から甘い汁が吸えると思っているのでは?
僕がキリスト精神を理解できていないから、こう感じるのか?

また、彼らの上段に立った視点で、本当に貧困層の救済が出来るのか?
金があっても、ニーズが汲み取れないんじゃないのか?
今日だって、孤児院訪問っつったって、子どもと絡んでない。
牧師さんとその奥さんと、僕ら3人で雑談して飯食っただけだ。
彼らは何を見たのか?

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