2007年8月15日水曜日

現状肯定

【業務報告】
Peer Educators Refresher Training(9h)

【明日のToDo】
Peer Educators Refresher Training(9h)

【雑記】
「夜は暇だよ」と言われていたものの、
各種勉強や日記、洗濯などで案外時間を取られる。
日本でのインターン中にやってた、
セルフマネジメントスキルの使いどころ。

辞書を引き引きだが、スワヒリ語の文章は大体分るようになって来た。
リスニングも平行してやっていく。

トレーニングでは、HIV/AIDSのことばかりではなく、
ジェンダーやリスク、リーダーシップなどなど、様々なテーマが持たれる。
前回も言ったが、それらは教授されるのではなく、
ディスカッションやロールプレイをしながら、
知識をシェアしていくことによって行われている。

以前、研究会の先生から、
「エンパワーって何も言っていないのと同義だ」
と言う指摘を受けた。

確かに、エンパワーを
「個人や集団が自らの生活への統御感を獲得し、
組織的・社会的構造に外郭的な影響を与えるようになること。」
と定義すると、エンパワーされた人が成功するのは当たり前である。
エンパワーされた人は自分の思うように社会を変えていけるわけだから。

僕は、明確にはいえないが、エンパワーを
「自ら考える力、成長への意志」というようなイメージで捉えている。

その定義からすると、このトレーニングに参加している人たちは、
自ら考え、発言し、成長する意志を持っていると思う。

彼らが自分のコミュニティに帰っていくことによって、
そのコミュニティが少しずつ変わっていくであろう事が、容易に想像できる。

活動しながら、こういうのが見られるのはすごく素敵なことだと思う。


以前ケニアに来たときは、自分に対しても、ケニアに対しても
やったらセンチメンタルな印象ばかり受けていた。

例えば、路上にたくさんのポイ捨てゴミのある町並みを見て、
例えば、大統領になりたい、と言っているナイロビ大の学生と話して、
英語をしゃべれない自分に対して。

その時は一人で海外に行く経験が初めてだったので、
やたら違うものばかり目について、感傷的になって、
結構イタイ日記を書いたのを覚えている。

他方、今回は現状肯定的な見方をしているような気がする。
自分だけポイ捨てをやめてみたり、
ビジネスをはじめようとしているピアと、プランを話してみたり、
英語もスワヒリ語もろくすっぽ話せないけれど、
しつこく食い下がってみたり。

多分、2年前の僕ならば、今頃ホテルの自室に篭って、不貞寝しているだろう。
よくもまあ、ここまでポジ男になれたものだ。
志田とかがこの日記を見たら笑うんだろうなぁ、と思う。

明日はトレーニング最終日。
次の1週間は今のところ予定が無いので、
明日、がっつりピアの連絡先やらなんやらを聞き出して、
遊んだり、話したり、スワヒリ語を習ったりしようと思う。

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