2007年9月11日火曜日

モノに飢える人々

オフィスの整理をしていると、
古新聞やら、明らかに使えないIECマテリアルが出てくる。
ので、それを捨てに行くわけだが、
そうすると、オフィスの周りの人々や、子ども達が、
ゴミ捨て場に集まってきて、物色を始める。

子どもたちはビンの王冠や、ペットボトルを持っていく。
これは、ハンドメイドのおもちゃになっていく。
大人たちは古新聞を欲しがる。
古い新聞をどうするのか、と思ったが、
「昔の情報が欲しい」そうだ。
よくよく考えれば毎日、新聞を買える人なんて少ないし、
印刷された活字媒体は、貴重なモノなんだろう。

さらに、別のCBO(Community Based Organization)で働いている人に、
リフィル型のペンを盗まれそうになる。
机の上にペンを置いておいたら、何食わぬ顔で、
胸のポケットに入れている。
返してと言うと、笑顔で、「借りただけだって。だって、ペン持ってるし!」と。

ペン持ってるなら、俺のを借りる必要ないだろ、と思うが、
同時に、オフィスのゴミ捨て場に集まる人を考えると、
(この言い方はよくないかもしれないが、)モノに飢えている、という印象を受ける。
一度製品として作られた「モノ」。
食べ物とかは、結構作りすぎてあまらせたりするのに、
こういった、製品に関しては、ものすごーく物持ちが良い気がする。

実際、僕もそういったモノを使って、オフィスの小物を作ったりしているわけだけれど。

因みに、先日マルセラに、「もったいない」という概念を教える。
ワンガリマータイも居るし、ケニアでは有名なのかと思っていたが、全然そんなことは無い。

とりあえず、もったいない=Reduce Reuse Recycle の精神だ、と教えたが、合ってるんだろうか・・

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