2007年9月9日日曜日

トラックドライバー/ニャマチョマ

買い物に行こうと思って、ぷらぷらしていると、
「アリガトウ!」と声をかけられる。

こっちに来てから、「チャイニーズ!」とか「ジャッキーチェン!」とか
「ムズング(肌の黒くない人)!」とかしか言われないので、
うれしくなって、声の主に話しかける。

彼は、ソマリ族のトラックドライバーで、ブシアの人ではないらしい。
確かに、ブシアに多いルヤ人とは外見が違っている。
僕達のプログラムのターゲット、トラックドライバーということで、話し込む。ピアエデュケーション魂がうずく。

で、越境待ちの間、彼、ムスタファ君のトラックに乗せてもらう。
彼は、30人兄弟の28人目(!)で、以前日本人の女性に物乞いをして、
その日本人女性が毎月500ドルを送金してくれたおかげで、
学校に行くことが出来たが、数年後彼女が亡くなったため、
学校を辞めて、トラックドライバーをはじめた、とのこと。
500ドルっていえば、ケニアでは大金である。
僕は、ブシアで中級のホテルに泊まっているが、
一泊の値段は250KSH。約400円。
大衆食堂で、一食食べると、100KSH
大金具合が分ってもらえたであろうか?

トラックの中は、かなり広く、快適。
運転席の後部には、ベッドも配備されている。
このトラックに乗って、数日間夜昼無く運転してたら
そりゃセックスワーカーの一人や二人買いたくなるよなぁ、と思う。
トラックドライバーは結構良い給料貰ってるようだし。

で、彼に「コンドーム使ってる?」と。
答えはあいまい。
彼曰く、彼はセックスより葉っぱの方が好きらしい。
ただ、トラックドライバー間のHIV流行に関しては、
それなりに問題として認識していているようだった。
何人かの仕事仲間も、HIVでなくなっているらしい。

その後は、同僚たちとニャマチョマを食べに。
ニャマ=肉、チョマ=焼
つまるところ、焼肉である。
炭火で焼いたものを、塩とカチュンバリというトマトとタマネギのサラダと一緒に食べる。
普通は串に刺さっていて、イメージ的には焼き鳥の肉が、いろんな肉に変わったもの。
今回は、ヤギ肉だったのだが、牛肉バージョンや、鶏肉バージョンがある。
ヤギ<牛<鳥 の順で高くなる。
一番安いとはいえ、ものすごーく美味い。
ビールが自然と進む。
先日の反省を活かし、食事をしながら飲んだので、3本飲んでも元気。
ただし、肉の硬さは日本の比ではないので、
食べるのに時間がかかり、少量でおなか一杯に。

毎日ニャマチョマを食べていれば、やせそうな感じがするが、
多分ビールも付いてくるからそんなこと無いんだろうなぁ。。

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